レトロゲーム研究室 -Retro Game Laboratory-

【ゆっくり更新中】管理人が昔遊んだレトロゲームを、独自の視点でレビューしています。(略称:レゲー研)

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逐電屋藤兵衛 「首斬り館」より

Pce_02.gif
【種 類】アドベンチャー
【ハード】PCエンジン
【開発元】BIT2
【発売元】ナグザット
【発売日】1990年1月26日

TOUBEI - 120727_0540 Fc_Robot_1.gif 逃がし屋稼業は過酷ときたもんだ

逐電を生業とする男にとんでもない怪事件が襲い掛かる!

本作はミステリーチックな時代劇もののアドベンチャーゲームで、タイトルにあるようにオリジナルのパソコン版『秘録 首斬り館 ~逐電屋藤兵衛~』をPCエンジンに移植したもの。
主人公の藤兵衛となって奇妙な事件を解決するストーリーで、システムはよくあるコマンド選択式のオーソドックスな内容。全4話構成となっているが、1話あたりのスパンが短く、全クリアにかかる時間も数時間と短めなので、短編小説をさらっと読む感覚でプレイ出来る。

TOUBEI - 120729_0701 TOUBEI - 120729_0701_3 TOUBEI - 120729_0702_1 衝撃のオープニング


時は江戸時代、五代将軍徳川綱吉のころ。
幕府が発布した「生類憐れみの令」により人々は苦しみ、圧政に耐えかねて江戸から逃げ出したいと願う者が多かった。
主人公の藤兵衛はそんな人々を逐電させる(逃がす)裏稼業を生業とする腕利きで、逐電屋藤兵衛と呼ばれその筋では名の知れた存在だった。
ある日、藤兵衛の元に一件の依頼が舞い込んでくる。井荻屋という材木問屋の娘を水戸に逐電させてほしいというものだったが、これが奇妙な事件の発端だった…。

TOUBEI - 120727_0542 TOUBEI - 120727_0545 TOUBEI - 120727_0557


師匠の松尾芭蕉を通じて仕事を引き受けた藤兵衛だったが、いきなり何者かの襲撃によって自宅を爆破されてしまい、この一件にただならぬものを感じつつも調査に乗り出す。
途中、知り合いの目明かし(現代で言う刑事)であるひょう吉の協力を得て調査を進めるうち、徐々に面妖な事件に巻き込まれていくのだった。

TOUBEI - 120727_0604 TOUBEI - 120727_0620 TOUBEI - 120727_0629

神隠し、目明かし、同心、旅籠、手代、キリシタンといった作中で頻繁に出て来るキーワードがいかにも時代劇っぽく、セリフ回しも江戸っ子でそれ系が好きな御仁にはたまらないだろう。
ネタバレになるので詳しくは言えないが、物語の根底には明暦の大火(振袖火事)島原の乱など実際にあった事象がモチーフとしてあり、そこに若干の和風ファンタジー要素を織り交ぜた感じ。
ある程度史実に基づいていることもありフィクションながらも話に無理が無く、説得力のある構成になっている。
(江戸が消滅するほどの危機というのはさすがにトンデモ設定ではあるが)
前半では謎だったものが後半になって「ああ、なるほど」と次第に判明していき、気持ちよくエンディングを迎えることが出来よう。

TOUBEI - 120728_0705 TOUBEI - 120727_0648 TOUBEI - 120729_0553

ただ、このゲームには幾つかのハマリポイントがあり、注意しておかないと詰まってしまい、最悪、最初からやり直しになるという恐るべき罠が存在する。不用意なコマンド選択で死ぬ場面も多いので、パスワードをこまめに控えながらプレイすることを強くお勧めしたい。

昔のゲームはこうしたハマリが多く、筆者の世代では特に珍しいものではないが、やはり詰まってしまった時の精神的ダメージは計り知れない。
コマンド選択式につき、ゲームの攻略法としてコマンド総当たりが基本になることは間違いないが、このゲームの場合、場面によっては逆にそれが命取りになることがある。
安全にいくなら、場面が変わる度にパスワードを控えるくらいの慎重さが必要になるだろう。

TOUBEI - 120727_0702 TOUBEI - 120727_0702_1 人相書きをとるシーンは有名なハマリポイント

システム関係は、文字が大きくて漢字も使われているので読みやすく、操作性についてもコマンドが選択しやすく、プレイ環境は良好。文章送りは出来ず、何度も同じ話を聞く場面が多いが、メッセージスピードが比較的速いのでそれほど苦にならないレベルだ。

結末が一定でクリア後のおまけ要素も無く、一度クリアするとやることが無くなってしまうという難点はあるが、時代考証もよく練られた印象で全体的に見ても良作だと思うので、やってみて損は無い作品だと思います。

TOUBEI - 120729_0543_1 TOUBEI - 120729_0602 TOUBEI - 120729_0620_1

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【 2012/07/29 (Sun) 】 アドベンチャー | TB(0) | CM(4)
持ってたはずなのですが
こんにちは
このゲームは当時持ってたはずですが全く覚えてません・・・
当時もプレイしてるはずですけどたぶん直ぐに売ってしまった
のかも入れません(^^;
もともとPCのゲームなんですね、機械があれば購入したいです
けどこちらでは売ってないんですよね
【 2012/08/05 】 [ 編集 ]
>>nemurinekoさん江
こんにちは!
私も最近レビューするまではあまり記憶がなかったんですが、タイトルだけははっきり覚えてました。
なにしろ逐電屋ってインパクト抜群なネーミングですからね。(´∀`)
時代劇ですけど用語解説があったり操作性が良かったりと割と親切なゲームでした。
中古で安く売ってたらお勧めします。(笑)
【 2012/08/05 】 [ 編集 ]
面白かったです
アドベンチャーゲームはわりと好みなので特にミステリーですが
こういう魔界転生的な世界感なアドベンチャーも楽しめました
ほんとはまりポイントが数カ所あって困りました(^^;
この記事よんでなかったらセーブしてなくて大変な目にあってた
かも、私もHuカードのゲームは好きでよく買います。
今でも安いのもあるけど任天堂やセガでは作れないマニアックな
ゲームが多かったですよね、PCエンジンのゲームはファミコンや
メガドラなどに比べてマニアックだから好きです。
あとNECが絡んでるからかPCゲームの移植も多いですよね
【 2012/08/19 】 [ 編集 ]
>>nemurinekoさん江
ゲームを攻略される際に記事を参考にされたそうで光栄です(つ´∀`)
私もこういう魔界転生っぽいストーリー好きですね。
ボリュームが少なめですぐ終わってしまいますが・・・・

PCエンジンは自分の若い頃にやりまくった思い出ゲームが多く、今でもやってます。
Huカードはノンストレスで良質なゲームが多かったので本当に面白いです。
メガドラや任天堂ゲームも勿論やってましたけど、PCエンジン系の方が好きでした。
CD-ROMで声が出たのも驚きでしたし、何より独創的なゲームが多かった気がします。
【 2012/08/20 】 [ 編集 ]
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