レトロゲーム研究室 -Retro Game Laboratory-

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天外魔境 ZIRIA

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■分類:RPG
■機種:PCエンジン CD-ROM2(SUPER CD-ROM2版は非売品)
■制作:ハドソン
■発売:1989年
(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0038 Fc_Robot_1.gif 頼む!永久ロードしないでくれっ・・・・!!

CD-ROM2普及の急先鋒だった大作RPG。540MBの大容量を知らしめた。

CD-ROMというメディアを活かし、これまでは出来なかった表現(生音楽・肉声等)や、大容量によるイベント増加・広大なマップの導入が可能となった事により、発売前から多くのファンに期待されていたゲーム。
制作総指揮はレッドカンパニーの総帥としてPCエンジン界に名を馳せた広井王子氏で、音楽のメインテーマ曲を坂本龍一氏が手がけた事でも話題になった。

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0039 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0040 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0041

当時のメディア雑誌、特にPCエンジン専門誌では大きく特集され、その熱はかなりのものだった。
特に印象的なのは、開発中の頃に取り上げられた戦闘システムの解説。

最初はアクションRPGとして制作されていたゲームで、画面上半分に敵と背景グラフィックが、画面下には2D視点の自キャラと敵キャラが表示されるという画面構成だった。
その頃の戦闘シーンを開発室で実際に動かしている様子が、何かのテレビ番組で放映され、その時は確かにキャラがチマチマと動いていた。そして、術を使うと、巻物をくわえて印を結ぶ主人公のグラフィックがカットインされていたのは今でも覚えている。

ところが、開発が難航したのか発売が延びまくった上に、結局蓋を開けてみたら普通のコマンド選択型の戦闘システムになっていた時は、軽く脱力したというのが正直な気持ちである。
「待ったのに結局これかよ!」と憤慨した御仁も全国に何人かはいらっしゃる事でしょう。

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_1827 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100228_0038 割と普通な戦闘シーン

天外魔境は「黄金の国ジパング」という、「外国人から見た日本」をコンセプトにしたゲームで、本作は坂東地方(日本でいう関東地方)が舞台となっている。
時代背景は江戸時代辺りと思われるが、メカが登場したり、敵が魔法を使用する等のファンタジー色が強いのも特徴。ちなみに続編のIIは大和地方(近畿・北陸・中国地方)、IIIは九洲地方(四国・九州・琉球地方)が舞台となっており、今シリーズは3部作で構成されている。

物語の主要キャラは、自来也(ジライア)・綱手(ツナデ)・大蛇丸(オロチ丸)の3人。
火の一族と呼ばれる、かつてジパングの危機を救った者達の末裔で、それぞれガマ族・ナメクジ族・ヘビ族の勇者である。
太古の昔にジパングを滅ぼそうとし、火の一族に封印された最強の鬼族「マサカド」を復活させ、ジパングを手中にせんと企む「大門教」を倒すのが目的。
大門教は海外からやって来たデーモン集団で、坂東地方に13人の宣教師を配置、布教活動を行っている。
主人公・ジライアは残り2人の勇者と力を合わせ、大門教13人衆に戦いを挑むべく、筑波山を下山するところからゲームは始まる。

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0046 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_0047 ガマ仙人の元から旅立つ

特筆すべきはやたらと広いマップで、更にボスが13人もいる事から、クリアするのにかなりの時間を要する。
イベントも豊富でボリューム満点なゲームなのだが、CD-ROMなのでロードが頻繁にあるのがネックとなっていた。しかも、まだCD-ROMというメディアが普及され始めた頃で、CDプレーヤーの読み込み精度も怪しい感じだったので、割とバグ発生率が高かったのは仕方の無いところか。
運が悪いとエターナル・ロードに突入したりと涙無しでは語れない思い出も多い。

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100228_0023 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100228_0023_1 迷った時は地図を見よう

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_0016 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2252 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_1816 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2247

ゲームはオーソドックスなRPGといった感じで、ハドソン製の為か、そこはかとなく「桃太郎伝説」っぽい雰囲気を漂わせる。
基本的に一本道で、レベルを上げて新しい町に進むという流れ。
戦闘はコマンド入力方式の一般的なタイプ。
背景グラフィック有り、アニメーションする敵、術の演出もあり、当時では最高水準のRPGとして賞賛された。

序盤のジライア1人の時は少し厳しいが、仲間が増えてからは比較的楽になり、レベルさえ上げれば誰でも最後まで行ける難易度。レベルアップ時は体(HP)・技(MP)が全快するのも優しい。(桃伝っぽいし)

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2255 最初から容赦なく集団で襲いかかって来る

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2335 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2332 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_1814 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100224_1832

大門教13人衆もかなり個性的で印象深いキャラクターが揃っており、いまだ全員の名前を覚えている程だ。
後に大人気キャラとなる、5番手マントーの個性は特に強烈で、続編にも再出演を果たしている。
また、敵だけでなく味方サイドにも数多くのキャラが登場。
容量にものをいわせた膨大な登場キャラに舌を巻き、主要キャラの台詞は声優による演技が入る等、本当に先に進むのが楽しいゲームだった。
今やると少々古臭いかもしれないが、PCエンジンを代表するRPGとして、その存在感は今でも衰えていない。

(CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_0020_1 (CD)Tengai Makyou - ZIRIA (SuperCD) (J) - 100225_2232_1 声が出るのは本当に驚きだった

20100228001638.jpg 最近手に入れたSUPER CD-ROM2仕様の天外魔境(非売品)

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【 2010/02/28 (Sun) 】 RPG | TB(0) | CM(0)
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