


【種 類】アクション
【ハード】PCエンジン
【発売元】データイースト
【発売日】1989年9月1日

待ってろよ大統領!派手にいくぜぇーー!!
熱い男達の戦争アクションもの。激シブだぜ!








タイトルからして濃い。
どデカい文字が暑苦しいぜ!!謎の傭兵部隊に拉致された大統領を救出するため、密命を受けた
「ブラッディウルフ」の2人が単身敵地へと乗り込んでいく、B級ハリウッド的軍人もの漢アクションゲーム。
元はアーケードゲームで、本作はPCエンジン移植版。今回はPCエンジン版をレビューすることにする。
ついでに言うと、女性キャラクターは一人も登場せず、萌え要素は一切無い。
開発はあの
デコということで、妙な期待感を抱くプレイヤーはゲーム通と言えるだろう。
やはり期待を裏切らない、しっかりと変なゲームっぽく仕上がっているぞ。
デコは真面目に作っているのかも知れないが、そこはかとなくバカっぽい雰囲気を感じるから不思議である。
(失礼)

いきなり上官から怒鳴られてゲームスタート。
鍛え上げられた特殊部隊にとって、武器や装備は基本的に現地調達なのは言うまでも無い。
マシンガン・手榴弾の基本武器に加え、戦場では、ショットガン、バズーカ、火炎放射器、閃光手榴弾等が手に入るので有効活用だ。
十字キーで移動、Iボタンがジャンプ、IIボタンが武器、近距離ではナイフ、RUNボタンがサブウェポンとなっている。

もう少し優しくして下さい…
ゲーム開始時に2人のうちどちらかを選択し、コードネームを入力する。
デフォルトはEAGLEとSNAKEだが、好きな名前を入れていい。
左の陽気なナイスガイ(死語)がEAGLE、右のスキンヘッド無口マッチョがSNAKEだ。
どちらも能力は同じなので、好きな方でスタートしよう。

どちらを選んでも展開は同じ
ゲーム内容はとにかく豪快の一言に尽きる。
マシンガンは弾数無限なので、バリバリ撃ちまくりながら進もう。
所々にいる味方の捕虜を救出すると、情報やアイテムを貰えるので、なるべく助け出すように。
捕虜は手榴弾の爆風を当てると死んでしまうので注意。途中からは敵から奪ったバイクで疾走し、敵兵を轢き殺しながら爆進!
アクセルターンばりの挙動とヘッドライト部分から出る機銃がイカス。

轢き殺しの様子。「ヒャッハー!!」とか言ってそう
このゲームに華を添える存在(笑)なのが、個性豊かなボス達。
戦う前に台詞が入り、主人公との熱いやりとりを楽しめる。
頭のネジがぶっ飛んでるかのようなイカれた言動に注目。
特に火炎放射器男の
「アツイゼ アツイゼェー アツクテ シヌゼェーッ!」は、ゲーム史上に燦然と輝く名言であり、今なおその輝きは衰えていない。
そして、恐らくデコスタッフの中に
北斗の拳ファンがいたことは想像に難くない。

濃いボス達
各ステージの最後を守護するボスも、潜水艦・戦闘ヘリ・戦車・ゲリラ船といかにもな面々。
それらにマシンガン一丁で挑もうとする主人公の漢っぷりに乾杯。普通逃げますよね。

無茶振りが目立つ
戦場は敵基地、ジャングル、沼地、川、岩場と多岐に渡る。
崖を登ったり、イカダで川下りしたりとバラエティーに富んだステージ構成でプレイヤーを楽しませてくれるぞ。
ステージ4の最後では大統領の救出に成功するものの、自らを犠牲にした主人公は敵に捕らわれてしまう。
そこからは、もう一人の主人公にバトンタッチ。相棒の救出に向かうミッションが始まる。

ナイフ一本で血路を開く主人公

一人くらいなんとかしてやれよ…
戦闘は派手に撃ちまくり、主人公の陽気な台詞に濃いボスの面々、ホロっと涙する場面にラストのコメディーチックな展開と、色んな意味で楽しませてくれる作品だ。
難易度もそんなに高くは無く、コンティニューも可能なので、多少腕に自信が無くても大丈夫だろう。
どこか
B級映画っぽい雰囲気にあれこれツッコミを入れながら、デコ・ワールドを堪能して欲しい。

火炎放射器は超使える。ボタンちょん押しで節約しよう

監視レーザーに触れると床が消えるぞ

丸太に轢かれると死ぬ。危ないね
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こんにちは。
DECOゲーは二流ながら味がありますね。
アツイゼは完全にアウトですね・・・。
いやー見事な
戦場の狼のパクリアクションシューティングゲームですね。
個人的には難易度が高く、HUカードをブン投げましたが・・・。
もぐらは「魔界八犬伝SHADA」を掴まされた恨みは一生忘れません。