レトロゲーム研究室 -Retro Game Laboratory-

【サイトリニューアルしました】管理人が昔遊んだレトロゲームを、独自の視点でレビューしています。(略称:レゲー研)

MOTHER

Fc_2.gif
■分類:RPG
■機種:ファミリーコンピュータ
■制作:任天堂
■発売:1989年
0897 MOTHER 200910262133344 Ninten.gif 愛と友情の冒険物語。優しい気持ちになれます

糸井重里が脚本・監修を務めたRPG。味のある台詞が面白い。

物語は、20世紀初頭の米国の田舎町で起きたある事件に端を発する。
それから数十年後、1988年の米国はマザーズディの町はずれに住む「ボク」が、国中に広がる不思議な事件を解決する為、そして、愛する家族を守る為に旅立つというストーリー。
「ボク」にはPSI(超能力)という不思議な能力があり、その力を冒険に役立て、やがて出会う仲間達と供に様々な困難に立ち向かう。

0897 MOTHER 200909211758027 0897 MOTHER 200909211758269 冒頭の一幕

基本に忠実に作られた感のあるRPGで、任天堂製だけあり完成度が高く、今でもオススメ出来る良作。
しかもゲーム中の台詞は著名なコピーライターで知られる、あの糸井重里氏の手によるものである。
登場人物の台詞は勿論、町の住人一人をとっても、実に人間臭いリアクションが返ってくる辺り、氏のセンスを垣間見られるところが面白い。
ギャグあり、涙ありの心温まるゲームとして、今なお人気が高い名作で知られる。

0897 MOTHER 200909211627022 0897 MOTHER 200909211625545 OPでいきなりラップ現象が発生

0897 MOTHER 200909211642439 人との会話が普通に楽しいゲームだ

舞台設定が現代の米国というのも、これまでに無かったユニークなもので、それまでのRPGと言えば「剣と魔法とお姫様」が主流だったが、このゲームが出た時は軽く目からウロコだった。
「そう来たか」という感じで、やられたなと思ったものだ。
現代が舞台で、キャラも少年という事で、武器は野球のバットやフライパン、出てくるアイテムもファーストフード等と「アメリカ流」だ。

0897 MOTHER 200909211638279 0897 MOTHER 200909211653136 斜めにも歩けるのが特徴

耳に残るBGMも人気の一つで、アットホームな雰囲気が流れるフィールド曲に、戦闘では米国らしくジャズやロックンロールっぽい曲が流れ、ゲームの雰囲気作りに大きく貢献している。
その独特のサウンドは深く記憶に根付いており、大人になった今でも口ずさめる程だ。

0897 MOTHER 200909211700046 0897 MOTHER 200909211635226 怪現象で狂気に駆られた人や動物達

そして、本作を語る上ではずせないのはやはりその高い独創性である。
印象深いのは、線路を歩いて隣町に行くシーンで、その情景は、同じ米国を舞台とした青春映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年 監督ロブ・ライナー)を彷彿とさせる。
プレイヤー(筆者)の年代に近い事もあり、こういう演出も心にぐっと来るものがあった。

他に面白かったのはテレポートという超能力。
ドラクエでお馴染みの移動呪文「ルーラ」のように、一度行った事がある町に飛べる超能力だが、成功させるには、一定距離を高速で走り、次元の壁を超えなければならない。
この設定はまるで映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年 監督ロバート・ゼメキス)のデロリアンみたいだ。気分はすっかりマイケル・J・フォックスである。
恐らく開発者のオマージュではないかと思うが、こういう演出もいまだに心に残っている程、当時はインパクトがあったものだ。

ゲームの流れを軽く説明すると、最初に登場人物の名前と、好きな献立を入力する。
名前は設定上デフォルトのものがあるが、任意の名前を入れてもいい。
好きな献立はママの手料理として登場するので、真面目に入力しているとプレイヤーの好物がバレる。
中古屋で買ったソフトに残されていたデータで、前の持ち主の献立を見ると思わずニヤけたものである。
筆者が当時入力した献立は「おちゃづけ」であり、いかにも貧乏臭い面が垣間見られる。


ニンテン(ボク)
力が強く、PSIも使える万能キャラ。
喘息の持病があり、排気ガスに弱い。

ロイド
科学者肌の少年。
PSIは使えないが、頭脳明晰でメカに強い。

アナ
強いサイキックパワーを持つ女の子。
非力で戦闘は苦手なものの、PSIは主人公を凌ぐ。

テディ
マッチョの不良アニキ。
PSIは使えないが、攻撃力が高い。


0897 MOTHER 200909211629363 「ボク」はテレパシーで動物と会話が出来る

序盤は仲間がいない上に装備も貧弱で、やや高めのエンカウント率もあって苦戦を強いられるが、レベルを確実に上げつつ丁寧に攻略すれば問題無いレベル。
全滅するとお金が半減するが、お金は倒した敵の種類と数に応じて、パパからキャッシュディスペンサーに振り込まれるというシステムになっているので、不必要なお金は持ち歩かないのが鉄則。
こういうところも現代っぽいですな。
筆者はこれでATMの使い方を覚えた。

0897 MOTHER 200909211639044 セーブは公衆電話で。黒電話ならタダで掛けられる

0897 MOTHER 200909211732424 パンは食べる以外にも、パンくずを目印に辿って戻るという使い道も

0897 MOTHER 200909211749354 宇宙人まで登場。強力なPSIで攻撃してくる

ゲームでは、各地にある不思議な「メロディ」を集める必要があり、クリアには欠かせない重要な要素。
全て集めると一つの「歌」となり、その歌が真実へと導いてくれるのである。
このメロディを収集していく過程で、様々なドラマが繰り広げられるのだ。

0897 MOTHER 200909211632162 地図はあまり詳しく描かれてないが、あればあったで重宝する

世界中に広がる怪事件を解決していく「ボク」は、やがて大いなる運命の渦に巻き込まれていく。
果たして、事件の真相は何なのか?20世紀初頭に何があったのか?「ボク」は一体何者なのか・・・・・。
全ての答えはエンディングで明らかになる。エンディングまで泣くんじゃない!!

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【 2009/09/22 (Tue) 】 RPG | TB(0) | CM(2)
No title
GBA版をやりました名作中の名作ですよね。
2も納得のおもしろさでした。
実をいうと2のほうを先にやったのですが……。
音楽と世界観が優しいんですよね。
ドット絵だから表現できる世界観だと私は思っています。
【 2009/09/22 】 [ 編集 ]
コメントありがとうございます
こんにちは、ななくささん。
GBA版とFC版では、音源仕様の関係で微妙に音楽のクオリティーが違うので、機会があれば是非FC版も体験してみて下さい。
私的には、やはりFC版をおすすめしたいです(´∀`)
この世界の雰囲気は本当に好きですね。
【 2009/09/23 】 [ 編集 ]
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